きらめきとひらめきを
せんだい3.11 メモリアル交流館は、東日本大震災を知り学ぶための場であるとともに、津波により大きな被害を受けた仙台市東部沿岸地域への玄関口でもあり、交流スペースや展示室、スタジオといった機能を通じて、より多くの方に震災や地域の記憶を語り継いでいくための場所です。2020 年2月22 日よりスタートした企画展『3.11 現場の事実× 心の真実 世界がすこやかであるために~ 東日本大震災と保健活動~』の広報ツール、展示ヴィジュアルのデザインを担当いたしました。
保健師は五感を使って媒体になる。人に共感し、情報を判断してフィードバックする。何に共感して、何に寄り添うのか?どうすればその人らしく健康でいられる?身体、心、置かれた状況で変わっていく。たくさんの人と会い、話す。すると、いろいろな価値観に出会い、自分の幅が広がってくる。目の前の人は、たとえうまくいかなくても、一生懸命生きている。悩んでいるし、どうしたらいいか考えている。そんな姿に触れると、愛しくなる。「こうすべき」を押しつけるのではなく、相手から学ぶ。成長させてもらう。そうな風に、寄り添っていきたい。次にどうするか決めるのは、その人自身なのだから。(展示案内:仙台市保健師のことばより)
2011 年3 月11 日。大きな痛みとともに、数々の大切なことを私たちの中に呼び覚ますことになったあの日を起点にして、過去を見つめ直し、今までを振り返りながら、これからをともに考え、語り合い、自由に表現する。せんだい3.11 メモリアル交流館は、記憶と経験を媒介に、コミュニケーションを通じて知恵と教訓を紡ぎ出し、未来へ、世界へとつないでいく拠点となります。アクセスは仙台駅から地下鉄東西線13 分、荒井駅舎内に立地します。お近くへお越しの際は、ぜひ、あの日の記憶や教訓にふれていただく機会として、お立ち寄りいただけたらと思います。
Visual design
2020-
内容構成:谷津智里
空間構成:大沢佐智子
デザイン:伊藤典博+ 安保満香
イラストレーション:古山拓
映像:さとうたいち
製作:FAC TORY・K
主催:せんだい3.11 メモリアル交流館
協力:仙台市保健師
英訳:Nancy H. R oss
主催:せんだい3.11 メモリアル交流館
協力:仙台市保健師