きらめきとひらめきを
「10-BOX夏の学校」は、公益財団法人仙台市市民文化事業団と仙台市による舞台芸術振興事業「劇都仙台」の一つとして開校した人材育成プログラムです。「10-BOX 国際演劇学校」を経て、2010年より実施している「10-BOX 夏の学校」。舞台芸術家のヤコ キムラ氏を講師に、ジャック・ルコック国際演劇学校の演習プログラムを様々な形で実施されています。最終回となる2016年は「ブッフォン」をテーマに、10日間にわたる演習が行われました。実施テーマである、アーティストもアーティストでない人も自らの創作力の扉を開いて、冒険に挑むことのできる夏限定の学びの場であることを主眼に、PRデザインを目指しました。
私たちの日常は、想いや行為は、言動は、人間社会は、時代や国境を超えて、社会秩序を構築しようとすればするほど矛盾に満ち満ちて、捉えることができなくなってきています。想像を現象が飛躍し、暴走の体をあらわにしています。現代の私たちには、洗練されない表現が、自然と一体化できない人間の矛盾を垣間見せてくれる発見の可能性があります。(リーフレット_抜粋)
テーマを視覚的にイメージ表現する上で、キーワードやを構成要素を整理しビジュアルに落し込みことで『グロテクスな詩的身体』をイメージ表現することを目指しました。また、使用する用紙は「片艶晒(かたつやさらし)クラフト」を採用し、表裏で異なる質感を感じることができます。用紙を通して指先から感じるデザインに触れていただきたい意図を込めています。
Poster,Leaflet
2016-
AD: Norihiro Itoh
D: Norihiro Itoh, Michika Anbo