きらめきとひらめきを
合同会社 ハッピーオーシャン_商品パッケージデザイン
仙台市で水産加工品を生産しているハッピーオーシャンの新商品デザイン。企業ビジョン「笑顔になれる食卓を提供する」をコンセプトに日本の漁師さんが漁獲した最高の魚を地元職人の最高の技術で生産し製品を販売しています。少量でも「安全で美味しい」「ワクワク、ドキドキする」新商品デザインを目指しました。
宮城三陸産 煮真あなご一尾づくり
活きの良いほどよく脂の乗った肉厚な「目利き人」が選び抜いた一級品の宮城県産「活真あなご」を使用。近年、水揚げ量が減少し確保することが厳しい環境の中、妥協せず少量づつでも良品を確保しています。一滴の水も使わず熟練の職人が日本酒:男山本店(宮城県気仙沼市)の濃い口醤油/八木澤商店(岩手県陸前高田市)のザラメのみで炊き上げています。凝縮された旨味が自慢です。化学調味料、着色料、保存料は使用しておりません。真穴子1尾を使い易いように1尾ずつ真空包装されています。※写真は調理イメージ
商品のエッセンスを凝縮したパッケージデザイン
ヒアリングをもとに「ブランド化への挑戦」「新しい価値の提案」「商品の継続イメージ」3つのテーマを掲げデザイン進行しました。付加価値、健康志向、エコロジー、海外仕様など、さまざまな要素を検討しながら、宮城三陸の地域の郷土色やテイストを加味したデザインを目指しました。※デザイン資料より抜粋
真あなごを漁獲する際に使う筒(筒漁)と生産者の想いをイメージ
ハッピーオーシャンの新商品テーマである「自由な発想」を基軸にデザイン。真あなごを漁獲する際に使う筒(筒漁)イメージしたデザイン。包材には片面段ボールを採用し、緩衝性に配慮しています。また、当日に水揚げされた真あなごは一尾一尾素早く職人の手作業で丁寧に処理されています。そうした鮮度へのこだわりと手仕事によってつくられた生産者の想いを込めています。
包材形状と素材、情報ツールを兼ねた“あなごの墨絵”巻き紙
魚拓を着想点に、あなごの墨絵をシンボリックに表現し、パッケージデザインをはじめ、リーフレットやPOP等の“顔”として据えました。包み紙となる巻紙の裏面は商品情報が記載されリーフレットとしても水平展開し使用できます。
見た目も美味しさも、三陸の海模様でラッピングしたデザイン
フィルム袋には宮城三陸の海模様をイメージした曲線を配し、商品をラッピングされると、あなごが海を泳ぐ様子を視覚的に表現します。仕掛けを施すことで、パッケージを介した商品の魅力創出を目指しました。
※第3回新東北みやげコンテストにて佳作表彰(第3回新東北みやげコンテスト:公益財団法人仙台市産業振興事業団にて主催。東北6県から食品、雑貨品、お酒など様々なジャンルから選ばれた235品より選出)※デザインは意匠登録をしています
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2016-
AD: Norihiro Itoh
D: Norihiro Itoh, Michika Anbo
I: Go Shimamoto
C: Kumi Takahashi