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きらめきとひらめきを

冊子『とうほくあきんどでざいん』 vol.4 summer_tohoku akindo design

仙台市経済局産業振興課と協同組合仙台卸商センターの協働事業「とうほくあきんどでざいん塾」による冊子デザイン。仙台市域の次代を担う中小企業経営陣やクリエイターに向けたデザインは、おもに公募により集まった仙台にゆかりのある協働クリエイターとともに制作され、私たちはアートディレクターとして企画制作に参加させていただきました。

幸せに生きるために、必要なこととは?

公衆の面前で声に出すと、いろんな意味で心配されそうなこの問いの答えが、特集を制作する上での指針になるはずと信じて長いこと考えた(黙って考えている分にはバレない)。そうして私が出した答えは3つ。「必要とされていることを実感できること」「それ自体に楽しさ、おもしろさを感じる行為が日常化していること」という2つの精神的要素と、衣食住を基本とする生きるための物資を調違するための「お金」だ。

1日24時間。 改めて言うことでもないが、私たちが使える時間は有限だ。その中で効率よく3つを得ていくためには、ある程度並行して3つにアプローチしてい<必要がある。もちろんベストは一石三鳥な方法だ。「そんな最高な仕事が、東京にはあるのか」。なんて思った人はいないだろうが、念のため。東京だろうが東北だろうが、「ー石三鳥」 を引き当てられることなんて、ほぽない。用意されている選択肢は、用意した側の都合でつくられた汎用品。あなただけにびったりと合うわけがないのだ。

仕事は仕事、余暇は余暇。それはそれで1つの選択、尊重されるぺきだ。ただ、 2つを我慢しながら1つを追いかけることに時間を使うなんて、もったいないことはしたくない。そう思ったら、諦めるぺきではない。ゴールが見えなくても、手探りで次の一手が打てるなら考えながら打ち続ける。 次第にそれは一石三鳥な「私流」になっていくだろう。 感触が画ー化されてしまった東京よりも、個性の感じ取りやすい東北のような 「地方」 での方が、それはうまく形になるのかもしれない。そう思わせてくれた 4つの 「私流」を、じっくりとご覧いただきたい。

(編集長 巻頭言より)

 

Booklet, Poster
2018summer
AD: Norihiro Itoh
D: Norihiro Itoh, Michika Anbo
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冊子概要
仕 様:A4変形、全48ページ、カラー、2,000部、無料配布(仙台市内中心)
読者ターゲット:仙台市域の次代を担う中小企業経営陣+クリエイター
編集長:工藤拓也(sponge)
協働クリエイター:おもに公募により集まった仙台ゆかりの15組
編著者:とうほくあきんどでざいん塾

発行人:仙台市経済局地域産業支援課|協同組合仙台卸商センター