きらめきとひらめきを
「SHIRO Lab. ともにつくる実験場」は仙台市が主催する、仙台市域に暮らす障害のある方と地元クリエイターが共同し商品開発を行うプロジェクト事業です。この事業は2016 年度に市民と仙台市がともに課題解決を目指し、市民協働事業提案制度として始まりました。障害のある方たちによる表現作品の魅力と、作品の魅力を引き出し社会に発信するデザインの必要性を伝えるために生まれました。仙台市八木山動物公園の新たな、おみやげづくりを目指した「48 時間デザインマラソン 仙台市八木山動物公園編」に応募・デザイン参加しました。
48 時間デザインマラソンには、障害のある人個人3 名、福祉事業所4 団体22 名(障害のある人13 名、職員6 名)、デザイナー12 名、合計34 名が参加。仙台市八木山動物公園が保護事業の対象としているシジュウカラガンをデザインに取り入れることなどを条件の下、チームの顔合わせから「動物園ショップの新商品となる、アーティストの絵を最大限に活用したデザイングッズのシリーズ」という課題に対するアイデアとデザイン提案までを2日間で集中的に行われました。審査員に八木山動物公園他、障害者支援課課長、産業振興課課長が加わり、審査によってその中から3 アイデアの採択の一つに選ばれました。
八木山動物公園が羽数回復に取り組む、野生シジュウカラガンの越冬の冬の物語をストーリー化した「手ぬぐいBOOK」。動物園の学術的背景を考慮した知られざる魅力を取りあげます。BOOK タイプにし各展開毎に物語性を表現します。「 シジュウカラガンからの手紙」と称し栞を挟み、ガンからのメッセージをご案内します。デザインを仙台の老舗染物工場、武田染工場の熟練の手仕事で染めました。今では希少な伝統染色技法でである“注染” によるプロダクト化です。福祉× デザイン× 伝統産業をミックスした新商品は、身体にもやさしく、コトバの発見と地元の伝統を兼ね備えたデザインです。(写真はデザイン資料より抜粋)
動物のさまざまな鳴き声をメンバーのタイポグラフィをダイナミックに表現し、吹き出しとともにONOMATOPE(オノマトペ)により表現したデザイン。デザインを仙台の老舗染物工場、武田染工場の熟練の手仕事で染めました。今では希少な伝統染色技法でである“注染” によるプロダクト化です。福祉× デザイン× 伝統産業をミックスした新商品は、身体にもやさしく、コトバの発見と地元の伝統を兼ね備えたデザインです。(写真はデザイン資料より抜粋)
タイトル「やぎやまの もりの かくれんぼう」と称し、オビに描かれた動物を手ぬぐいの柄の中に見つける仕掛けを表現しています。「ARE YOU READY?(もういいかい?) NO,NOT YET!(まあだだよ!)」タイトルに合わせ、呼応タイプになっており各色2 タイプになります。デザインを仙台の老舗染物工場、武田染工場の熟練の手仕事で染めました。今では希少な伝統染色技法でである“注染” によるプロダクト化です。福祉× デザイン× 伝統産業をミックスした新商品は、身体にもやさしく、コトバの発見と地元の伝統を兼ね備えたデザインです。(写真はデザイン資料より抜粋)
Book Tenugui
2016-
AD: Norihiro Itoh
D: Norihiro Itoh, Michika Anbo
I:Masahiko Satoh(tam tam dot)/ Eri Kitano(tam tam dot)
写真提供::NPO法人エイブル・アート・ジャパン 写真:三浦晴子