冊子『とうほく あきんど でざいん 2019 春（vol.6）／冊子デザイン

仙台市経済局と協同組合仙台卸商センターの協働事業「とうほくあきんどでざいん塾」によって、仙台市域の次代を担う中小企業経営陣やクリエイターに向けて発行されている冊子です。おもに公募により集まった仙台ゆかりの23組のクリエイターが協働しデザインされています。スカイスターは全体のアートディレクションの他、企画・制作デザイナーとして参加しています。（両表紙デザイン／伊藤典博　撮影／嵯峨倫寛　モデル／MIKU　スタイリング／安保満香　メイク／深村千夏）

冊子テーマ「嘘」

編集長、嵯峨倫寛さんが掲げる「嘘」についてクリエイターが、それぞれの意見や企画を持ち寄り、一般公開形式の編集会議によって進行されました。 （写真は嘘の言語化の抽出資料／以下、冊子：巻頭言より） 真っ赤な嘘 嘘をついたことのない人なんて、きっといない。 僕たちの周りは、嘘で溢れかえっている。 けれどもその中には、僕らが「嘘」だと知らずにいるものもきっとたくさんあって、それを知っている側からすれば当たり前の「真っ赤な嘘」でも、 知らない側からすればそれは嘘ではなくて「真実」だということになる。 そういう「真っ赤な嘘」の掌で、もしかしたら僕たちは転がされていて、本当は何もこの世の中のことなんて知らずに死んでいくのかもしれない。 真実はいつだって藪の中だ。けれども、その深淵を覗いてみたい。その一端でもいいから垣間見たい。登山家がまだ見ぬ山の頂を目指して進むことも、 物理学者が宇宙の果てに思いを巡らせて鉛筆を手に計算に没頭するのも、等しく「知りたい」という欲求に他ならない。 人を進歩させるのは、その「知りたい」という欲求なのだと思う。 大きな嘘も、元をたどれば小さな嘘に行き着く。 もし僕たちが大きな真っ赤な嘘の掌で転がされ、騙されているとしたら、 でもその真実は身近な小さな嘘をひとつひとつ考えていくことで、きっと見えてくるはずだ。 「嘘」を考えること、その中に、僕らが幸せに生きるヒントがきっと隠されている。 

今を生きる教え 暮らしの中にある仏教　「嘘」とは何か?!

さまざまな事象の中から、嘘について考察した企画。今を生きる教え 暮らしの中にある仏教　「嘘」とは何か?!。社会的要因やさまざまな事情により正論では割り切れないことも多い世の中。「嘘」によって酷く傷つけられることもあれば、一方で深く癒されることや、励まされたりすることだってあるはず。御朱印巡りや写経、坐禅など仏教に関わる体験が新鮮な感覚で受け入れられているこの頃。新元号の施行を間近に控え、この国の精神文化をかたちづくってきた仏教的な解釈も参考に、三百八十余年の歴史を誇る仙台市若林区の保春院さんで、お話を伺ってみました。（企画／ 安保満香　デザイン／ 伊藤典博　写真／金谷竜真　文／高橋久美　サポート／ Indra BHALLA（バーラインディラ）　取材協力／臨済宗 妙心寺派 少林山 保春院）

嘘を演じる- 身体表現〈演目〉商人の嘘は神もお許し

本冊子のテーマである「嘘」を身体を通した姿態表現で試みました。　言葉で嘘を語るのではなく、文字や絵も使わずに、音も使わない。肢体が表す所作や振る舞い、眼光、身のこなしを駆使し嘘を表現。新しい演劇祭の開催を控え、舞台芸術の振興とさらなる向上を目指す仙台市。俳優、美術、照明、音響、様々なクリエイターが創りあげる仙台の演劇シーンを堪能いただく企画です。（企画・デザイン／伊藤典博+安保満香　写真／Mathieu Moindron（ マチュ モアンドロン）　 演者／小濱昭博　協力／せんだい演劇工房 10BOX）

カウンティング・スターズ／ポスター

佐藤雄さんの小説とスカイスターのクリエイティブパートナーである、島本剛さんのイラストで構成された企画。大学生の青春群像劇と回想シーンを織り交ぜながら、真実・虚しさ・嘘を物語の中で繰り広げられています。イラストレーションはストーリーのワンシーンを想起したモチーフと小説のエンディングフレーズを要素に象徴的に表現されています。（企画／嵯峨倫寛　小説／佐藤雄　冊子デザイン／大友慎也　イラスト／島本剛　ポスターデザイン／伊藤典博）

23組のクリエイターによる協働デザイン

仙台市経済局地域産業支援課、協同組合仙台卸商センターによって発行人された本冊子。おもに仙台市域の次代を担う中小企業経営陣やクリエイターに向けて制作されました。以下、配布先（2019.3.29 現在）【仙台市】くまざわ書店 エスパル仙台店／ book cafe 火星の庭／ Gallery TURNAROUND ／design labo necco sendai ／ Fablab SENDAI FLAT ／仙台市市民活動サポートセンター／ THE 6 ／喫茶ホルン／公益財団法人 仙台市産業振興事業団　仙台市起業支援センター “アシ☆スタ” ／公益財団法人 仙台市市民文化事業団／analog アナログ｜DIY 印刷加工スタジオ／せんだい3.11 メモリアル交流館【塩釡市】塩竈市杉村惇美術館【利府町】tsumiki 利府町まち・ひと・しごと創造ステーション【石巻市】Cafe はまぐり堂【岩手】Cyg art gallery【 秋田】mag（シェアオフィス）【 東京】3331 Arts Chiyoda｜3331 LIBRARY

Booklet, Poster
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編集長：嵯峨倫寛
アートディレクター：伊藤典博
クリエイティブディレクター：板橋友幸
プロジェクトマネージャー：安保満香
協働クリエイター：おもに公募により集まった仙台ゆかりの23 組
発行人：仙台市経済局地域産業支援課／協同組合仙台卸商センター
編著者：とうほくあきんどでざいん塾
2019 年3 月 発行
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仕　様：B5／全68ページ
部　数：2,000部
無料配布（仙台市内中心）
読者ターゲット：仙台市域の次代を担う中小企業経営陣＋クリエイター